士業集客に効果的なホームページ 3つの運営方法
士業にとってホームページの活用は、今や重要な集客手段のひとつです。
集客のために、ホームページを作成される士業の先生は多いことでしょう。
でも、ホームページからの集客に成功されている先生は、まだそれほど多くありません。
なぜなら、ホームページを作っただけで放置してしまうケースがあるからです。
ホームページは、ただ作っただけでは、集客の役割を果たせません。集客のためのホームページは、作って終わりではなく、「作ってからが始まり」なのです。
ホームページを集客手段として活用するには、更新が必須。
作った後、どのように進化させていくのかが、集客ホームページの肝になってきます。
つまり、ホームページの運営体制・更新体制の構築が、集客ホームページの重要ポイントです。
そこでこの記事では、なぜホームページには更新が必要なのかの理由と、士業集客ホームページのための運営体制・運営方法をお伝えしていきます。
士業のホームページに更新が必要な理由
ホームページは24時間働く営業マンと言われます。でも、作ったままの状態で、ずっと活躍してくれるわけではありません。
ちょっと考えてみてください。
営業マンの営業トークは日々変わり、経験を積めば進化もしていきます。
顧客とのやりとり、環境の変化に応じて、伝えるべき内容は変わっていくのです。とくにトップ営業マンほど、日々営業トークを見直して、ブラッシュアップしていきます。
それなのにホームページがずっと作ったままの状態というのは……。
ずっと同じ営業トークを続けている、ということになります。ずっと同じ営業トークでは、そのうち効果がなくなってしまうのは、容易に想像いただけるのではないでしょうか?
つまりホームページも営業マンと同じように、ブラッシュアップが必要なのです。ホームページをブラッシュアップするためにも、更新は欠かせません。
では次から、どのようにホームページの運営体制・更新体制を整えれば良いのか、その方法を3つご紹介します。
方法① 制作会社にお願いする
最も簡単な方法は、制作会社にお願いすることです。外注の形になります。
この場合、制作会社さんに「直す場所」「変更内容」を事務所側から指示して、ホームページを更新していきます。
メリットは、ホームページ運営まで事務所内で手が回らなくても、外部事業者の協力で更新が進められることです。
デメリットとしては、コストが高いこと。外部にお願いするので、ホームページを修正・更新する度に費用が発生します。
手間は省けるものの、制作会社がするのは、先生からもらった原稿をホームページに反映させるだけです。原稿自体は、先生ご自身が作成・チェックすることがほとんど。それなのに更新のために制作会社に払う費用は高額です。この辺りをどう考えるかがポイントになってきます。
また、更新費用は、月々の運営費用の中に含まれているケースが多いのですが、その更新できる範囲は制作会社によってまちまちです。文字数やページ数に制限があったり、すべて更新すると別途費用がかかったりということもあります。
さらに、外部とやりとりしなければ更新できないため、更新して公開するまでに時間がかかるというのも念頭に置いておきましょう。
方法② 事務所でWEB担当者を雇う
次に考えられる方法は、事務所にWEB担当者を置く方法です。
この場合、WEBデザインのスキルと、ホームページ作成するためのコーディングのスキルをもった人材を雇うことになります。
メリットとしては、更新を思い通りに、迅速にできること。ホームページは更新のタイミングも非常に重要なので、適切なタイミングで思い通りの内容で更新できる、というメリットは非常に大きいです。
ホームページやWEBの運用に力を入れている事務所では、雇う事例も増えています。
デメリットとしては、やはり人件費分のコストがかかってしまうこと。また、コーディングとデザインスキル両方を持った人材を採用するのは難しいこと、が挙げられます。
人件費をそこまでかけられないため、事務所によっては専任にしないところもあります。他の業務との兼任になるのですが、その場合、コーディング・デザインスキルに加えて、他の業務(書類作成や雑務など)に対応できることが採用条件に加わり、採用がますます難しくなるというのが問題点です。
方法③ 先生や営業担当者・事務員の方が更新する
3つ目は、先生ご自身や、営業担当者や事務員の方がホームページを更新する方法です。
メリットとしては、自身が伝えたいことをそのままホームページに掲載できるため、他の方に任せるよりも集客につながりやすいことや、他の方法に比べてコストが安くなること。
ただ先生ご自身がHTMLやCSSを書いて更新していくのは大変なので、ツールやCMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入することになるでしょう。こうしたものを利用すれば、専門知識・スキルがなくても、比較的簡単にホームページの更新が可能です。
デメリットとしては、制作会社に更新できるシステムを作ってもらうため、場合によっては高額になってしまうこと。また作っても一部しか更新できなかったり、意外に操作が難しくて結局更新ができなかったり、というケースもあることです。
上手くいけば、先生ご自身がホームページを更新するこの方法が、もっとも効率がよく集客もしやすい方法です。ですが、導入するシステムが更新しやすいものか、本当に制作会社に頼まなくてすべてのページが更新できるか、を十分に確認するようにしてくださいね。
事務所の状況に合わせてベストな選択を
個人的におすすめするのは、事務所内に更新する体制を持つ方法です。
しかし、忙しい士業の先生にとって、ホームページ運営にさける時間はあまりないと思います。
事務所のホームページ戦略、WEB活用の方法についてしっかりと決め、どの方法をとるのが最適か、ぜひ検討してみてください。
まとめ
- ホームページは作って終わりではなく、作ってからが始まり
- 集客できるホームページは、更新できるホームページ
- ホームページを更新できる体制づくりをすることが大切
- 主なホームページの更新方法は、「外注」「人材採用」「内部制作」の3つ
- かかるコスト・時間を考え、事務所の状況に合ったホームページ運営を