エステサロンを開業するのに『必要な資格』とは?
利用者にとっても昔より身近な存在になったエステ。
これから開業してみようと考えている経営者も少なくありません。
エステサロンを開業しようと考えた時に、避けて通れないのが『エステティシャンの技術』や『資格』です。
果たしてエステサロンを開業をするためにはどんな資格が必要なのでしょうか?
今回は意外と知られていない『エステサロンを開業するために必要な資格』をご紹介します。
最近、個人的に開業されるエステサロンが多くなってきています。
あまりに多いので、簡単に開業できそうなイメージがあるかも知れません。
でもエステサロンとしてやっていくには、当然、技術だって必要。技術がないまま開業しても、遅かれ早かれ客足が途絶えてしまうでしょう。
それでは果たしてエステサロンを開業するには、どんな知識や準備(資格、免許など)が必要なのでしょうか?
今回は開業するために必要な資格・免許等のお話をしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
エステサロンの開業を検討しているあなたも、開業は夢ではないかも知れません。
エステティシャンには資格制度がない!?
実は日本でエステティシャンになるには資格も免許も必要ありません。
これは少しびっくりですよね…。
「なんだかこのサロンのエステはイマイチだな…」「効果があまり感じられないな…」と思ってしまうサロンがあるのはこのせいだと言えるでしょう。
もちろん、きちんと経験を積んだり、海外で勉強して施術しているエステティシャンもたくさんいます。
ですが、今この場であなたが『来週からエステティシャンになってみたい!』と思えばなれなくはないということなのです。
独学でエステを学び、個人的に開業している人が多くなってきているのも、資格・免許が必要ないからという理由からだと言われています。
それでもエステの『資格』が欲しい人には『日本エステティック協会の資格制度』がある
それでも『資格』があれば、エステティシャンとしても、エステサロンのオーナーとしても箔がつくのは間違いありません。
そうした場合に役に立つのが、エステティック協会が定めた『日本エステティック協会の資格制度』です。
参考までに、少し抜粋して掲載しておきます。
日本ではエステティシャンの公的資格制度が確立していないので、団体・企業等がエステティシャン資格を認定しています。
協会では、認定校制度・講師制度・教育制度を充実させ、その認定資格はエステティシャンの知識やレベルを示す指針となっており、 エステティック業界だけでなく美容業界においても信頼と実績を示すものとされています。
協会では現在までに90,000名以上のエステティシャンを輩出しています。
また、サロンでの衛生管理資格者や、高齢者施設や医療機関などで活躍するソシオエステティシャン資格も認定しています。
出典元:般社団法人エステティック協会 https://ajesthe.jp/esthetician/examination.html
このように資格の制度がない代わりに、協会に認定されたエステの学校もあります。学校では高い志に見合う技術が学べます。
エステサロンを開業しようと考えているなら、とっておきたい資格の一つです。
またエステサロンの経営者として、誰か人を雇いたいと考えたとき、こういった資格があることも視野に入れておくといいかも知れません。
やはり技術や知識を証明する資格を持ったスタッフを雇った方が安心感があります。
独学でもエステティシャンになれるの?
ただ学校に通うには、やはり高い学費がかかります。
お金をかけずに独学でエステティシャンになれる方法はないのでしょうか?
結論を言ってしまえば、独学でも勉強をして経験を積めば、誰でもエステティシャンになれます。もちろんエステサロンを開業することも可能です。
やる気さえあれば、エステティシャンになるのも、エステサロンを開業するのも難しいことではありません。
だからこそ怖い職業でもあり、個人差があって一人一人の力が存分に発揮しやすい職業でもあるのです。
今はエステサロンも多様化し、しっかりマニュアルを設けているサロンも増えています。
例として月に一回姉妹店などで集まり、技術向上のための講習会を行っているサロンもあります。
独学で開業できるとは言え、開業後はそんなに楽なものではありません。お客様の施術に対する評価は非常にシビアです。
とくに今は、情報をシェアする時代。良くないと評価が下った施術の口コミが一気にネット上に広まりかねません。
こういった美容業界は口コミが命ですので、誰かが「よくない」「効果がない」と口コミで書いてしまったら、エステサロンとしての存続は難しくなってしまいます。
だからこそ、協会や学校などできちんとした知識を学び、技術をつけることはエステティシャンになるにしても、エステサロンを開業するにしても大切なことです。
エステサロンを開業するのに『必要な資格』とは?のまとめ
いかがでしたか?
今回は『エステサロンを開業するための資格』についてお話ししました。
意外と知られていないエステ業界の資格・免許の実情、驚いた方も多いのではないでしょうか。
正式な資格や免許が必要とされない、いわゆる『自由業』のエステティシャン。
今では主婦の方が自宅をエステサロンにして生計を立てている例や、定年後に小さなエステサロンを開業したという例も増えています。
簡単に開業できるイメージのエステですが、お店をオープンしてから一番大事になってくるのはやはり『エステそのものの質』。
どんなにエステサロンのビジュアルをおしゃれにしても、ホームページを凝った作りにしても、結局お客様がエステサロンのサービスに満足しなければ客足は減ってしまいます。
資格や免許がないからこそ、自己管理で「エステの質」は向上させていたきたいところです。
また、資格や免許に縛られることがないので、それぞれのサロンが自らのカラーやサービスで差別化できるのはメリットでもあります。
開業するなら、自分らしいサロンを作るため、ぜひ独自の経営方針をしっかり決めてみてください。
今巷で話題になっている大型サロンよりも、より良いエステサロンになれる可能性は十分にあります。
資格や免許以上のサービスを提供できるエステサロンに。
お客様一人一人のニーズに応える姿勢を保っていきたいですね。