エステサロン集客のコツ!ターゲットとペルソナの必要性と作り方は?
「エステサロンの集客がうまくいかない」「リピーターが増えない」という場合は、ターゲットとペルソナを作ることからはじめましょう。
ターゲットとペルソナを決めることで、サロンの強みを作り、リピーターを増やすことができます。
そこで今回、エステサロン運営には欠かすことができないターゲットとペルソナの必要性と、作り方について紹介します。
ターゲットとペルソナの必要性
エステサロン集客のためには、「ターゲットを絞ること」と「ペルソナを作ること」が必要です。
これが小さなサロンにとって開業・集客・経営、すべてにおいてのベースとなります。
ターゲットを絞るということは、集客の門を狭くするということです。
多くのオーナーさんは集客の門を狭くすることに抵抗を感じますが、ターゲットを絞らないとリピーターを増やすことはできません。
では、なぜエステサロン集客のために、ターゲットを絞ることが必要なのでしょうか。
それはサロンに共感してもらい、リピーターになってもらうためです。
集客の門をオープンにして誰でも受け入れる状態は、誰の悩みも本気で解決できないため、共感を得ることができず、リピーターにつながりません。
特徴や強みのないサロンは、誰もターゲットにならず、他のサロンと同じ存在であり、選ばれないサロンになってしまいます。
サロンの強みや価値がない分、エステの単価は安くせざるを得なくなるでしょう。
それなのに、新規のお客様をたくさん集客してもリピーターにつながらず、経営が厳しくなるのが実情です。
一方、ターゲットとペルソナを設定すると、サロンの強みや価値は高まります。そのため、エステの単価も高くでき、リピーターも増えていきます。
このようにターゲットとペルソナを設定することで、サロンとしてのやるべきことがハッキリと分かるようになり、本当に必要としている人に最適なサービスを提供できるのです。
ターゲットとペルソナの作り方
エステサロン集客のためにターゲットを作る場合は、「このようなお客様に来て欲しい」というイメージでターゲットを絞ります。
ターゲットを絞ると、お客様の悩みや将来への願望が具体的に想像できるようになるので、お客様に伝えるべきサロンのベネフィットが見つかります。
ベネフィットとは、エステを利用するメリットではなく、自サロンが提供するエステを受けることで得られる本来の利益、問題解決、願望実現です。
メリットとベネフィットは似ていますが、少し違う意味合いを持ち合わせています。
サロンの強みが分かると、サロンのベネフィットである売りが見つかるため、エステの単価が高くなります。
ターゲットを絞る際には、ペルソナを作る必要があります。
ペルソナとは、理想のお客様像を一人まで絞り込んだ架空の人物像のことです。
性別から年齢、趣味、職業、住んでいるところまで、細かくターゲットの人物像を固めていきます。
ターゲットとなるペルソナの行動に対する動機、背景をはじめ、抱えている悩みや将来なりたい姿まで考えることはとても大切です。
ペルソナの設定は、サロンのベネフィットを見つけるために欠かせません。
集客するときや、接客するとき、リピートしてほしいという気持ちがあるときは、このペルソナの人物像を基準に考えましょう。
ターゲットやペルソナは、一度作って終わりではなく、その時の状況に合わせて、より細かく、より理想に擦り合わせていく必要があります。
ペルソナを作った後にすること
ペルソナが決まると、ターゲットへのアプローチがより鮮明に思い浮かべられるので、エステメニューの開発から、料金設定、カウンセリングの仕方なども考えやすくなります。
ペルソナに満足してもらうために、出来ることを考えて実行していきましょう。
例えば、主婦をターゲットにしたサロン作りをする場合、完全予約制を売りにして、昼間にリラックスしてエステを受けてもらえるようにします。
普段は家事や家族の世話で忙しい毎日を送っていますが、エステサロンに行けば自分だけの空間が用意されていて、自分のためにサービスをしてくれると嬉しいですよね。
完全予約制にすれば近所の人や知り合いに会う可能性もなくなり、心からリラックスできます。
またペルソナをOLに設定した場合、遅い時間まで営業していることを売りにすれば、仕事帰りでもサロンに通いやすくなります。
仕事が休みの日にわざわざ外出したくないという女性も多いので、仕事帰りに通えるという点をサロンの強みにすることで、選ばれるサロンになることができます。
また忙しくてサロンに通う事ができないという方には、自宅でお手入れできるセットなどを紹介すると喜ばれるかもしれません。
このように設定したペルソナが、どのようなことを期待して、どのような理想を求めているのかというところまで考えることで、サロンの強みが固まっていきます。
ペルソナを設定すると、効果的な広告媒体も選びやすい
ペルソナすると、集客のための広告媒体も適切に選べるのもメリットです。
広告は、新聞の折り込みチラシやポスティングチラシ、SNSなど様々な方法があります。
しかしペルソナによって合う広告は異なるので、十分な広告効果を得るには、ペルソナに合わせた広告媒体選びが重要になってきます。
たとえば新聞折り込みチラシは、新聞を取っている家庭にしか配布することができません。
近年、若い世代は新聞を取っている人が少ないため、若い世代をターゲットにするのであれば、集客につながらない可能性が高いです。
一方で、高い年齢層の世帯はまだ新聞を取っている世帯もたくさんあるので、新聞折り込みチラシは、ペルソナの年齢層が高ければ最適な広告媒体になります。
では若い世代をペルソナに設定した場合に、効果的な広告媒体はどれでしょうか?
例えば、SNSを活用した広告などは十分な効果が期待できます。
インスタグラムやブログなど、若い世代が利用しているSNSサービスで広告を打ち出せば、知名度を上げられ、集客につなげられれるでしょう。
サロン周辺など、特定のエリアの若い世代を集客したい場合は、マンションやアパートの多いエリアにチラシをポスティングする方法が最適かもしれません。
このようにペルソナを設定すれば、最適な広告媒体も変わってきます。
エステサロン集客のためのターゲットとペルソナまとめ
サロンの強みを作り、サロンのファンを増やす、そしてリピーターを増やすという流れを生み出すためには、ターゲットとペルソナの設定が欠かせません。
ターゲットやペルソナは、集客を生み出すために様々なメリットを生み出します。
リピーターを増やしたい、リピーターが増えずに悩んでいるなら、まずターゲットとペルソナを作るところからはじめてくださいね。