自宅でエステサロン開業!失敗例に学ぶ自宅サロン成功4つのヒント
自宅でのエステサロン開業、住居を利用できれば初期投資も抑えられて、より気軽にサロン出店の夢が叶えられますね。
しかし自宅サロンを開業したものの、「お客様を集客できない」「リピーターが増えない」という悩みを抱えるオーナーさんが多いのが現実です。
自宅サロンで失敗する原因は、いくつかありますが、それぞれに共通している部分が多いため、失敗例から成功を学びましょう。
そこで今回、自宅サロン開業で陥りやすい失敗例から、自宅サロン成功の4つのヒントを紹介します。
生活感が抜けない
エステサロンを利用するお客様は、非日常の空間を求めて来店されます。
しかし自宅サロンだと、食事のにおいやテレビや子供の生活音、生活感のある家具や家電など、随所に生活臭を感じるため、心からリラックスできません。
生活感が抜けないエステサロンは、リピーターにつながらず、お客様からの紹介も出にくいため、長く安定した経営は難しいでしょう。
自宅サロンを開業する場合は、施術スペースと生活スペースをしっかり分けておくことが大切です。
パーテーションを使ったり、エステ専用の個室を用意したり、リラックスできるエステ空間を演出する内装にも気を遣うように意識しましょう。
そして自宅サロンの場合は、家族の協力も必要不可欠なので、テレビの音量や話し声に気を付けてもらえるようにしましょう。
価格設定が甘い
「自宅サロンは価格を安く設定しないとお客様は来ない」と思っているオーナーさんが多いです。
しかし実際には、エステの価格とお客様の人数は比例しません。
自宅サロンの場合、価格を安く設定しすぎるとお客様に不安を与えてしまう可能性があるため、逆効果になります。
お客様は安いエステサロンを探しているのではなく、自分にとって価値のあるサロン、つまり自分を変えてくれるエステサロンを探しているのです。
価格よりも価値が上回れば、価格が高くてもお客様は納得して通ってくれます。
まずは価格を安く設定するよりも、お客様にとっての価値を出すためにはどうしたらいいのか、サロンの強みを考えましょう。
サロンの売りを一つに絞ることが、サロンの強みとなり、リピーターを増やす秘訣になります。
そして価格設定で悩んでいる場合は、近隣サロンの相場を調べ、安すぎず高すぎない価格設定を考えましょう。
サロンの場所が分かりづらい
個人サロンは、自宅も兼ねている場合がほとんどなので、住宅街のなかにあったり、駅から少し離れていたり、サロンの場所が分かりづらいことが多いです。
サロンの場所が分かりづらいことに加えて、自宅と兼用にしているサロンのオーナーさんは、自宅の住所をオープンにすることに対して抵抗感を持つことがあります。
特に子供さんがいる場合は、住所を公開することで不安や安全面で懸念を抱く方が多いです。しかし開業したばかりで知名度がない状態では、サロンの場所が分かりづらいことが集客の面で弱点になります。
エステに興味があっても、サロンの場所が分かりづらいと不安になりますよね。
集客のためにはサロンの場所を分かりやすく公開しておく必要があり、サロンまでの地図を細かく書くのはもちろんですが、サロン前に看板を出すなどの一工夫も必要です。
どうしても公開が難しい場合は、ご予約いただいたお客様にだけ、メールやお電話などで詳しく場所をご案内しましょう。
ホームページには「東京都新宿区」くらいまでは明記し、「詳しい場所は、ご予約いただいたお客様にお知らせしています」とお伝えして、できるだけお客様の不信感を買わないようにすることが大切です。
情報量が足りない
個人サロンの場合、情報量が足りないというのはお客様に不安しか与えません。
新しいエステサロンができたからといって「すぐに行ってみたい」とはなりませんよね。
人はまず情報を集めて、自分にとって必要なものか、危険なところではないかという判断を行います。
そこでまず気になるのが、「どのような人がエステしてくれるのか」という点です。
エステサロンはマッサージなど、肌と肌が触れ合う施術が多いため、スタッフの顔や雰囲気は重要な判断材料となります。
集客のためには、顔写真を掲載し、得意とするエステ施術やお客様への一言まで掲載しておくと、人柄が伝わりサロンのファンになってもらいやすいです。
細かいところまで情報を記載している個人サロンは、痒いところに手が届くような、それだけで安心感につながります。
チラシやホームページで自分のサロンを紹介するときは、はじめて利用するお客様の不安をつぶしていくことが大切です。
自宅サロンで失敗しない成功のヒントまとめ
自宅サロンで失敗するエステサロンの特徴は、「自宅サロンならではの生活感」と「情報量の少なさ」です。
たくさんのお客様に来店してほしいなら、可能な限りの情報を公開して、新規のお客様に安心感を与えましょう。
また個人サロンは、大手エステサロンとは違ってアットホームな雰囲気が魅力です。
アットホームを生活感と履き違えずに、リラックスできるエステ空間と居心地の良さを目指しましょう。
自宅サロンの失敗例には、たくさんの成功のヒントが詰まっています。
サロンを開店してから気付くのではなく、事前に失敗例を学び、教訓として自分のサロン経営に取り入れていきましょう。
自宅サロンの失敗例から成功のヒントを学んで、安定したサロン経営を目指してくださいね。