問合せを増やせるメールマーケティングとは?
メルマガなどのメールマーケティングは、インターネットが誕生した当初からよく使われていた集客方法です。
お役立つ情報を送って顧客との関係を継続させたり、キャンペーン情報を送ってお申込みやお問合せを獲得したりなど、メルマガの用途はさまざまです。
とは言え現在は、「メール」を開いたり読んだりする人が格段に減ってきています。LINEやTwitterのようなSNSの方が読まれる可能性が高い傾向にあるのも確かです。そのため「今更メルマガなんて…」と思われるかもしれません。
しかしメールは今も有効な手段です。そこでこの記事では、問い合わせを増やすためのメールマーケティングについて説明します。
◆まだメールマーケティングは有効なのか?
メールマーケティングが本当に古臭くて効果のないマーケティング手法なら世の中のスパムメールは今頃根絶しているはずでしょう。
しかし、企業のメールアカウントにはいまだに営業やサービス紹介のメールが知らないアドレスから送られてきています。これはメールマーケティングが未だに有効であることの証拠です。
どうしても古臭いイメージがつきまとうメールマーケティングですが、取り組まなければ損をする可能性も。
そこでまずはメールマーケティングのことを知ってもらうために、次メールマーケティングを利用するメリットをご紹介していきましょう。
コミュニケーションコストが安い
まず、メールマーケティングの利点として挙げられるのが、コミュニケーションコストが圧倒的に安いということです。
メールを送るのには費用はかかりません。メールマーケティングを効率的に行うためにシステムを導入する場合でも、かかるコストは月々数百円から数万円程度です。何千通送っても、送信費用はかかりません。
これがばかきの場合だと、1000通送るのに62万。テレアポを1件100円で1000件外注に出す場合には、100万の費用がかかります。
このようにメールマーケティングは、他の販促手法と比較すると著しくコストを抑えられるのがメリットです。
大量・自動的にユーザーをフォローできる
多くのユーザーを一斉送信で、一度にフォローできるのもメリットです。
また、「ステップメール」という機能を使用すれば、あらかじめ決められた条件通りにシステムが自動的にメールを送ります。
顧客フォローをメールでコストをほとんどかけずにできるのも魅力的です。
クリエイティブを制作しやすい・実行までが早い
さらに、クリエイティブを制作しやすいというのもメールマーケティングのメリットです。
チラシをばら撒く場合、掲載する商品が決まっても、デザインや印刷や配布などにかかる期間を考えれば即日で集客を行うことはできません。
また、社内にデザイナーがいない場合はデザインを外注する必要もあるでしょう。
一方、メールマーケティングは、HTMLメールでデザインにこだわらなければ、メールの文面を書くだけです。
クリエイティブ制作に専門知識は必要ありませんし、着手してから数時間のうちにメールを配信できます。
成約率が低いのでアドレス数が必要となる
一方でメールマーケティングの成約率はそれほど高くありません。
保有しているメールアドレスが常連客など反応の良さそうな客層でも数%、ただサービスの利用経験があるユーザーに送信するだけなら成約率は確実に1%を切ります。
よって、アドレスを集めてくるか、配信先数の多いメルマガなどに情報を掲載して貰わないと、問い合わせ数はあまり伸びません。
メールマーケティングの手法について
では、メールマーケティングにどのような使い道があるのか、そのシチュエーションとメリットなどを説明します。
スパムメール方式
まず最も原始的な手法がスパムメールのように名簿業者からアドレスを購入したり、ネット上で公開されているメールアドレスを収集して、無差別にメールを送る方法です。
これをやると一般的にイメージが悪くなりますし、同じドメインでやると他のメールも迷惑メール扱いされて大切なメールが相手に届かなくなる場合も発生します。
メールマーケティングの中でも非常に危険な手法です。スパムメールで迷惑をこうむったご経験がある方もいらっしゃるでしょう。
一定の効果が期待できるといっても、こういった手法には手を出さないようにするのが肝心です。
メルマガ方式
メールマーケティングと言われてまず思い浮かぶのがメルマガではないでしょうか。
例えば、配信を希望した人に対して定期的にメルマガを送るのはいまだに通販サイトでは重要な販促手法です。
また、BtoB系のサービスでも顧客フォローの一環としてメルマガを配信している企業も少なくありません。業種・業界問わずに利用できる手法です。
ステップメール方式
あらかじめ決められた条件に合致したユーザーに対して自動的にメール配信をしてユーザーをフォローする仕組みのことをステップメールといいます。
例えば、健康食品や美容品の業界ではこの仕組みがよく使われています。
美容品や健康食品の通販は顧客のリピート率が重要なので、商品が届いたタイミングで、商品到着メール、3日後に関連商品の案内メール、1週間後にお客様の声などの紹介、2週間後に特別セールの案内などというように購入から一定期間毎にメールを送ります。
このように自動的にメールを送る仕組みをステップメールと言えます。
また、それ以外にも顧客の誕生日にメールを送ったりなど、様々な手法が考えられます。
ステップメールからマーケティングオートメーションへ
メールマーケティングで重要なのは、正しいタイミングで正しい情報を提供することです。なかでもステップメールは適切なタイミングで、顧客をフォローするために非常に有効な手段です。
しかし、ステップメールは比較的画一的です。ユーザー毎に提案する商品を変えられませんし、メールの内容もほとんど同じになります。このステップメールは、マーケティングオートメーションの力を使って徐々に進化してきています。
たとえば、ユーザーが閲覧したページや購入した商品をもとにメールで紹介する商品をユーザー毎に1つずつ変えてみたり、開封率の高そうな時間帯にメールを送ることがシステムの進歩で可能です。
このように、アカウント1つ1つに個別に対応するマーケティング手法はOne to One マーケティングと呼ばれています。
メールマーケティングのコスト
メールを特定の条件で、顧客一人一人個別に配信できる最新のマーケティングオートメーションのシステムはまだまだ高価です。企業によっては導入が厳しい場合もあります。
しかしステップメールのシステムなら、月額数千円で利用できるサービスもあるので、まずはメルマガやステップメールに挑戦してみてはいかがでしょうか。
メールマーケティングはBtoB、BtoCに限らず、色々な凝集・業界で適用可能なマーケティング週報です。ユーザーが欲しいタイミングで、欲しい情報を提供すればきっと反響ががててきます。
メールマーケティングのまとめ
メールマーケティングの概要を簡単に説明しましたが、いかがだったでしょうか?
メールマーケティングは社長1人の零細企業から従業員何万人の大企業まで誰でも行えるマーケティング手法です。
配信コストが安いので、チラシやCMのように広告費の大小によって、掲載できる枠が限られていることもありません。
マーケティング施策の中でもコストが小さいので事業規模が大きくはない、マーケティング初心者の企業ほどメールマーケティングに挑戦すると良いでしょう。
ただメールを送れば良いだけなので、ぜひ実行してみてください。