相互リンクはSEO対策に効果的でしょうか?
今回のご相談
私の知人の経営者から、「SEO対策で相互リンクを増やしたいので、知人同士でリンクを張り合いませんか」と持ちかけられました。
それぞれのサイトはまったく関係のない業種ですので、リンク集の区分けは「知人のサイト」のようになるのかなと思っています。
他のサイトにリンクを張るのは、SEO対策に効果的でしょうか?
ご回答
かつてのSEO対策では、「とにかく被リンク(相互リンク含む)を増やしましょう」というのが基本事項でした。
たとえ内容がお粗末でも、何万、何十万という被リンクを集めてさえいれば、上位に表示できた時期もあったのです。
しかし当然のことながら、現在ではこうした手法は通用しません。
それどころか、もしこうした手法を続けていたら、スパム行為と判断されて順位を大幅に落とされたり、インデックス(Googleのデータベース)からの削除という重いペナルティを受ける可能性があります。
そこまでではないにせよ、「まったく関係のない業種」同士で相互リンクを組織的に張り合うような行為は、控えたほうがよいでしょう。
ここでもやはり、アクセス者の役に立つかどうかという視点で考えてみてください。
アクセス者は情報収集をしていますので、関連情報を求めて、さらに別のホームページにもアクセスすることが少なくありません。
そのとき、あなたのホームページとまったく関連性がないページにリンクが張られていても、そのアクセス者にとってはあまり意味がありません。
しかもそのリンクが、単にSEO対策を目的としたものだとすれば、なおさらでしょう。
そうしたSEO対策を目的としたリンクに時間をかけるくらいなら、自然にリンクが集まるような、充実した内容のコンテンツ作成に注力しましょう。
なお、すでにそうしたリンクを張っているという場合、現在とくに順位下落などの影響が出ていなければ、とりあえず様子を見てください。
ただ、いつGoogleが基準を強化するかわからないので、リスクが高そうなサイト(まったく内容がない、あまりにも関連性がない、など)との相互リンクは、解消しておいたほうがよいかもしれませんね。