Googleの検索結果ページのコツ 上位表示のポイントや表示内容の変更方法を解説
Googleの検索結果では、ウェブページのタイトルや説明文が一覧になって表示されます。これらの情報は「メタ情報」と呼ばれ、ユーザーがクリックするかどうかを決める重要な判断要素となります。
適切なメタ情報が表示されていなければ、クリック率は下がってしまい、結果的にお客さんを逃すことにつながりかねません。この問題を解決するには、メタ(meta)タグの記述を修正する必要があります。
でも、その内容はどのようにすれば記述すればよいのでしょうか?
この記事では、Googleの検索結果で自社サイトのページのメタ情報を修正する方法など、検索結果にまつわる事柄をわかりやすく説明していきます。検索結果の重要性や設定方法を理解して、ホームページの成果を上げていきましょう。
検索結果の構成要素を知ろう
Googleなどの検索エンジンで検索した際、結果画面にはさまざまな情報が表示されます。これらの情報は、ただ検索結果が並んでいるだけでなく、見やすさやわかりやすさを考慮して、いくつかの種類に分類されています。
ここでは、検索結果に表示される主な要素について詳しく解説します。それぞれの役割を理解することで、ユーザーがどのように自分のページを見つけるかの仕組みがわかり、ウェブサイトの改善に役立ちます。
オーガニック検索結果
オーガニック検索結果とは、広告以外の通常の検索結果です。検索エンジンがクエリ(検索キーワード)に対して関連性が高いと判断したウェブページが、このオーガニック検索結果に表示されます。
たとえば、ユーザーが「健康に良い食品」と検索すると、関連する記事やウェブページがリスト形式で表示されます。
オーガニック検索で上位に表示されるには、コンテンツの質やサイトの信頼性が重要です。オーガニック検索はユーザーからの信頼度が高く、広告に依存せず自然に集客するための鍵となります。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索結果の上部または下部に表示される広告枠のことです。「広告」マークがついているため、オーガニック検索結果と区別することができます。
例えば、「カメラ 購入」と検索すると、販売業者が広告費を支払って掲載している広告が先に表示されることがあります。
リスティング広告は、上位に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくなります。短期間で効果を出したい場合や、新商品の告知など、即効性が求められる場面で活用されます。
強調スニペット
強調スニペットは、ユーザーの疑問に対する答えを短い文章やリスト形式で表示する機能です。検索結果の一番上に表示されることが多く、目立つため「ゼロ順位」とも呼ばれることがあります。
例えば、「野菜スムージーの作り方」と検索すると、レシピの概要がすぐに表示され、ユーザーがクリックすることなく情報を得ることができます。
強調スニペットに表示されると、サイトの信頼度が高まり、流入が増える可能性があります。ただし、ユーザーがページにアクセスしないまま情報を得てしまうこともあるため、誘導する工夫が必要です。
サイトリンク
サイトリンクは、特定のウェブサイトのメインリンクの下に表示される複数のリンクのことです。
例えば、企業名やブランド名を検索すると、トップページだけでなく、サービスページやお問い合わせページなど、ユーザーが探しやすい関連ページもまとめて表示されます。
サイトリンクは、自動的に表示されるため直接設定することはできませんが、サイト構造を整えると表示されやすくなります。ユーザーが目的のページに迅速にアクセスできるように、ナビゲーションをわかりやすくすることがポイントです。
リッチリザルト
リッチリザルトは、通常のテキストリンクよりも情報量が多く、視覚的に目立つ表示です。たとえば、レビューやQ&A、商品の在庫状況や価格などの詳細情報が表示されます。「レストラン レビュー」と検索すると、星の評価や口コミが表示されることがあります。
ユーザーにとってわかりやすく、クリック率の向上につながります。リッチリザルトに対応するには、サイトに構造化データを組み込む必要があります。構造化データは、Googleがデータを正確に認識するための情報です。
ナレッジパネル
ナレッジパネルは、検索結果の右側に表示される情報ボックスです。主に人物、企業、場所、イベントなどについての概要や関連情報を示します。
例えば、「東京スカイツリー」と検索すると、基本情報や所在地、開館時間などが表示されます。
ナレッジパネルが表示されると、ユーザーが必要な情報をすぐに確認できるため、利便性が高まります。ウェブサイトの信頼性や知名度を上げたい場合には、適切な内容が表示されるように、Googleビジネスプロフィールなどの活用が重要です。
ローカルパック
ローカルパックは、特定の地域に関する情報を表示するセクションです。地域名を含めた検索キーワード(例:「渋谷 カフェ」)を入力すると、地図とともに近くの店舗情報が一覧で表示されます。
特に店舗やサービス業にとっては集客に直結する要素です。ローカルパックに表示されるには、Googleマイビジネスへの登録が必要です。正確な情報を登録しておくことで、地域のユーザーに対するアピールが強まります。
検索結果の構成要素を理解することで、ユーザーがどの情報をもとにページに訪問するかを把握でき、効果的なウェブサイト運営に役立ちます。
特に、オーガニック検索結果で上位に表示されるようなSEO対策や、リッチリザルトやローカルパックの活用ができるようになると、ユーザーの目に留まりやすくなります。
検索結果に表示されるページ情報の重要性
インターネットの検索結果に表示されるウェブページの情報は、非常に重要です。なぜなら、ユーザーはページのタイトルや説明文を読んで、興味を引かれなければクリックしないからです。そのため、検索結果に適切なページ情報を掲載することは、ホームページで集客するうえで欠かせない施策です。
ページタイトルとメタディスクリプションの役割
ウェブページの「タイトル」と「説明文(メタディスクリプション)」は、検索結果でどのように表示されるかを決める重要な要素です。
タイトルはそのページの見出しとなり、説明文はそのページの短い紹介となります。
的確にページを表した文章を記載することで、クリック率を上げることができます。
逆にユーザーのニーズにマッチしていない内容では、クリックされにくくなります。ユーザーが思わずクリックしたくなるような、的確な文章を設定しましょう。
リッチリザルトのメリット
リッチリザルトとは、Google検索結果において、標準的なテキストリンクよりも豊富な情報を提供する機能です。自社ページがリッチリザルトで表示されることで、ユーザーからクリックされやすくなります。
例えば、特定の記事、星の評価が付いたレビューなど、より豊富な情報を提供します。
リッチリザルト機能を上手く利用できれば、検索結果でのあなたのページが一際目立つことになり、訪問者を惹きつけることができます。
リスティング広告とオーガニック検索の違い
検索結果ページには、リスティング広告とオーガニック検索の2種類の結果が表示されることが多くあります。どちらも検索ユーザーに情報を届けるための手段ですが、その仕組みや特徴には違いがあります。
ここでは、リスティング広告とオーガニック検索の違いについて解説し、それぞれにどのような効果があるか、どちらに注力するべきかを考えてみましょう。
リスティング広告とは?
リスティング広告は、検索結果の上部または下部に表示される、広告枠に掲載されるリンクのことです。この広告は、企業が広告費を支払うことで、特定のキーワードに関連した検索結果に優先的に表示されるようになっています。
広告には「広告」や「スポンサー」などのマークがついており、オーガニック検索と区別できるようになっています。
リスティング広告の特徴
即効性がある:広告費を支払うことで、指定したキーワードの検索結果にすぐに表示されるため、早く効果を出したいときに有効です。
ターゲット設定ができる
地域や時間帯、デバイスなど、ターゲットを絞って広告を表示することができ、特定の層にリーチしやすくなります。
クリックごとに費用が発生
リスティング広告は「クリック課金制」をとっており、ユーザーが広告をクリックするたびに費用がかかります。
例:新製品を発売したばかりの企業が、その製品名でリスティング広告を出すことで、すぐに検索結果のトップに表示され、興味を持ったユーザーを即座にウェブサイトへ誘導できます。
オーガニック検索とは?
オーガニック検索とは、検索エンジンが検索キーワードに関連するページを順位付けして表示する、自然な検索結果のことです。この順位は、ウェブサイトの内容の質や、他のサイトからのリンク(被リンク)などに基づいて決定されます。
オーガニック検索結果に表示されるためには、効果的なSEO対策が必要ですが、広告費をかけずに長期的な集客が可能です。
オーガニック検索の特徴
信頼度が高い
オーガニック検索結果は、ユーザーに自然に表示されるため、広告に比べて信頼性が高く、クリック率も高い傾向にあります。
費用がかからない
オーガニック検索は、クリックされても費用が発生しないため、費用対効果が高い集客手段です。
長期的な効果が期待できる
SEO対策を行い、オーガニック検索で上位に表示されれば、長期間にわたって安定したアクセスが見込めます。
例:「初心者向けのブログの始め方」というキーワードで記事を作成し、SEO対策を施すことでオーガニック検索で上位に表示されれば、継続的に興味を持ったユーザーがサイトに訪れます。
どちらに注力すべきか?
リスティング広告とオーガニック検索は、それぞれ異なる特徴があるため、目的や状況に応じて使い分けることが重要です。
短期間での効果を狙うならリスティング広告
すぐに集客をしたい、新商品を宣伝したいなど、短期間での結果が必要な場合はリスティング広告が向いています。広告を出した瞬間から効果が得られるため、早急に集客したい際に有効です。
長期的な集客を目指すならオーガニック検索
費用をかけずに長期的なアクセスを得たい場合は、オーガニック検索への対策を重視しましょう。SEO対策によって上位表示されると、安定した集客が見込め、信頼性も高まります。
どちらか一方だけに注力するのではなく、リスティング広告とオーガニック検索の両方をバランスよく活用することで、効率的な集客が実現します。
短期的なキャンペーンにはリスティング広告、長期的な顧客獲得にはオーガニック検索を活用するなど、目的に合わせて使い分けるのが理想的です。
リスティング広告とオーガニック検索の違いを理解し、目的に応じた集客方法を選ぶことで、検索結果ページでの露出を増やし、より多くのユーザーにアクセスしてもらえるようになります。
検索結果画面に表示される内容を変更する方法
ページのタイトルとdescription(説明文)を適切に設定することは、SEO(検索エンジン最適化)において非常に重要です。これらは検索結果に直接表示され、ユーザーがクリックするかどうかの決定に大きく影響します。
以下に、これらを設定する具体的な方法を説明します。
ページタイトルの設定方法
HTMLの<title>タグを使用する
ページのHTMLコード内で、<head>セクションに<title>タグを追加します。
このタグの中に、ページのタイトルを入力します。
タイトルの例
<title>最高のコーヒー豆の選び方 – コーヒーラバーズガイド</title>
タイトルを簡潔かつ具体的にする
タイトルは、ページの内容を正確に反映し、キーワードを適切に含めるようにします。50〜60文字の制限内に収めることが推奨されます。
Descriptionの設定方法
HTMLの<meta>タグを使用する
同じく
セクション内に、<meta name=”description” content=”ここにページの説明を入力”>という形式でメタディスクリプションを追加します。ディスクリプションの例
<meta name=”description” content=”最高のコーヒー豆を見分けるための簡単なステップやコツを紹介します。あなたのコーヒーライフが変わる情報満載。”>
メタディスクリプションの記述のコツ
メタディスクリプションは、ウェブページごとに異なる内容を設定することが大切です。同じ内容を使用すると、検索ユーザーに適切な情報を伝えられず、クリックされる可能性が低下します。
例えば、異なる特徴を持つ商品ページには、その特徴に合わせたメタディスクリプションを用意することが重要です。メタディスクリプションは、PCでは約120文字、モバイルでは70〜90文字の範囲で最適に表示されます。
この文字数を意識し、簡潔で読み手に役立つ内容を心掛けることが重要です。また、記事のターゲットユーザーや検索意図を明確にし、キーワードを自然に盛り込むことで、検索結果からのクリックを促せます。
競合との差別化を図るためにも、検索キーワードに対する競合サイトのスニペットを調査し、より魅力的なメタディスクリプションを作成することが望まれます。
検索意図の理解が重要な理由
検索エンジンで上位に表示されるためには、「検索意図」を理解することが非常に重要です。検索意図とは、ユーザーがどのような情報を求めているか、その背景にある目的を指します。
ユーザーが入力する検索キーワードには、問題解決や知識の獲得、商品の購入など、さまざまな意図が含まれています。この検索意図に沿ったコンテンツを提供することで、ユーザーにとって役立つ内容となり、検索エンジンからも高く評価されやすくなります。
検索意図の種類
ユーザーが検索を行う際の意図は、大きく次のように分類できます。
情報収集(Knowクエリ)
ユーザーが知識を得たい、情報を確認したいときの検索意図です。たとえば、「健康的な朝食のレシピ」「スマートフォンの使い方」など、知識を得たいという目的で検索するケースが多くありま
す。
行動を起こす(Doクエリ)
ユーザーが実際に行動を起こそうとする検索です。たとえば、「オンラインで料理教室を予約する方法」「映画のチケット購入」といった、具体的なアクションに関する検索です。
場所・行き先の検索(Goクエリ)
ユーザーが特定の場所やウェブサイトにアクセスしようとしている検索です。たとえば、「〇〇レストランの場所」「Twitter
ログイン」といった検索は、特定の場所やサイトに直接アクセスしたい意図が含まれています。
商品・サービス購入(Buyクエリ)
ユーザーが特定の商品やサービスを購入したいときの検索意図です。たとえば、「格安のエアコン」「子供用の自転車 おすすめ」といった、購入目的の検索です。
検索意図を理解することが重要な理由
検索意図を理解し、それに沿ったコンテンツを提供することで、ユーザーにとって価値のある情報源となり、自然と検索エンジンからの評価も上がります。以下の理由から、検索意図を理解するこ
とが重要です。
ユーザー満足度が高まる
ユーザーは、自分の意図に沿った情報を探しています。検索意図に合ったコンテンツは、ユーザーが求めている情報を的確に提供できるため、満足度が高くなります。
直帰率を下げる
検索意図と一致しないコンテンツは、ユーザーがページを開いた途端にすぐに離れてしまう原因となります。直帰率が高くなると検索エンジンからの評価が下がりやすいため、意図に合ったコンテ
ンツで直帰率を下げることが重要です。
検索エンジンの評価が向上する
検索エンジンは、ユーザーの検索意図に応える質の高いコンテンツを評価し、上位に表示します。検索意図に沿ったコンテンツはSEO効果が高まり、検索順位の向上が期待できます。
検索意図に沿ったコンテンツを作成する方法
検索意図を理解して、ユーザーに満足してもらえるコンテンツを作成するためには、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
キーワードの意味を深掘りする
ユーザーが検索しているキーワードが具体的に何を求めているのかを調べることで、意図を正確に把握できます。たとえば、「初心者向けギターの弾き方」というキーワードであれば、対象は初心
者であるため、基本的な説明やチュートリアル動画が有効です。
検索結果の傾向を分析する
同じキーワードで検索してみて、上位に表示されているページを確認すると、ユーザーが求めている情報がわかりやすくなります。多くのページで解説記事が表示されていれば情報収集系、ショッ
ピングサイトが多ければ購入意図の検索であると判断できます。
コンテンツの形式を意識する
情報収集の検索意図なら詳しい解説やFAQ形式、購入意図であれば商品の比較やレビューなど、意図に応じたコンテンツ形式にすると良いでしょう。形式が合っていることで、ユーザーの期待に応
えやすくなります。
具体例:検索意図に基づいたコンテンツ改善の実例
たとえば、「旅行初心者におすすめの持ち物リスト」というキーワードでコンテンツを作成するとします。この場合、検索意図は「初心者が旅行に役立つ持ち物の情報を知りたい」という情報収集です。
そのため、ただ持ち物を列挙するだけでなく、持ち物の用途や役立つシチュエーションを解説し、初心者が旅行に出る際の具体的なアドバイスを含めると良いでしょう。
改善ポイント
具体的な持ち物の説明
「折りたたみ傘や防水ポーチ」など、初心者が準備し忘れがちなアイテムについて詳しく説明する。
用途や使い方を加える
「折りたたみ傘は急な天候変化に対応できるので、1本持っていくと安心」などの具体的な使い方を示す。
チェックリスト形式で提供
持ち物をチェックリスト形式で提示すると、旅行準備の際に役立つ実用的なコンテンツとなります。
検索意図を理解し、それに合わせたコンテンツを作成することは、ユーザーにとって価値のある情報を提供するために重要です。
ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツは、検索エンジンからの評価も高まり、検索結果での順位も向上する可能性があります。検索意図を常に意識し、ユーザーのニーズに応えることで、信頼性
があり、魅力的なウェブサイトを作り上げましょう。
HTML初心者でもメタタグは変更できる
Googleの検索結果で表示される内容、ページタイトルとメタディスクリプションは、ウェブページのHTMLコード内のメタタグによって設定されます。
ウェブ初心者にとってHTMLの修正は難しく感じられるかたもいらっしゃることでしょう。
しかし、HTMLに詳しくなくても、メタタグは修正は可能です。
例えば、ホームページをCMS(コンテンツ管理システム)で管理している場合なら、簡単にメタタグを修正することができます。
ここではHTMLを直接変更しなくても修正できる方法を解説していきます。
1)WordPressなら、SEOプラグインを利用
WordPressでは、メタディスクリプションを編集できるSEOプラグインがあります。これらのプラグインをインストールすれば、ダッシュボードから直接、ページタイトルやメタディスクリプションを編集することができます。
2)Wixなどのツールなら、SEOの設定画面から
Wixなどのウェブサイトツールでは、直感的なインターフェースを提供しており、特別なコーディングスキルなしにメタタグを編集できます。ページエディターで「SEO設定」や「ページ設定」を探し、必要な情報を入力します。
3)【あきばれホームページ】なら、ページ管理画面から
当社が提供する【あきばれホームページ】でも修正は簡単です。
ページ一覧から変更したいページを選択し、ページ管理>SEOの設定から「ページタイトル」や「ページ概要」を変更して更新します。HTMLなどの専門知識は不要です。
リッチリザルトを活用して検索結果での視認性を高める
リッチリザルトとは、標準的な検索結果よりも目を引く情報や機能を提供するGoogleの検索結果のことです。
この機能を活用して検索結果ページでの視認性を高めることで、クリック率を向上させることができます。
ユーザーは、一目で役立つ情報を得られるため、その結果に対してポジティブな行動を取りやすくなります。また、ホームページの内容がより正確に伝えられるため、訪問者の満足度も向上する可能性があります。
リッチリザルトはGoogle検索結果でより詳細な情報をユーザーに提供するための表示パターンで、大きく分けてリッチスニペット、リッチカード、エンリッチ検索の3種類があります。
リッチスニペット
基本の表示パターンで、FAQ表示などがこれに該当します。現在30項目の表示が可能で、COVID-19関連情報など新たな項目も追加されています。ECサイトではパンくずリストや商品情報がよく用いられます。
リッチカード
特別な表示形式で、レシピなどの特定のカテゴリーに対して用いられることが多いです。これにより、検索結果の一番上に画像付きで表示され、特にモバイルでの視認性が高くなります。
エンリッチ検索
求人情報の一覧表示など、ユーザーが複数の情報を比較できるようにする表示形式です。これにより、ユーザーは個別のサイトに移動せずに必要な情報を得られます。
リッチリザルトを設定するには
リッチリザルトは検索結果でのクリック率向上に貢献し、間接的にウェブサイトの検索順位向上に繋がる可能性があります。これらを実現するためには、Googleが指定する構造化データのマークアップを適切にページに適用する必要があります。
リッチリザルト設定のステップ
キーワード調査
目指すキーワードでリッチリザルトが表示されるかGoogleで検索してみます。
例:「結婚指輪の選び方」で検索し、FAQやレビュースニペットが表示されているか確認します。
構造化データのマークアップ
確認したキーワードに対応するコンテンツに構造化データを追加します。
例:「結婚指輪の選び方」ページにFAQセクションがある場合、FAQPageの構造化データをマークアップします。
構造化データをマークアップ
ページに適切な構造化データを追加することで、Googleはそのページのコンテンツをより詳細に理解し、適切なリッチリザルトとして表示できます。
例:商品ページにはProductの構造化データを追加することで、価格や在庫状況がリッチリザルトに表示され、ユーザーが購入を決めやすくなります。
このように、具体的なキーワードとコンテンツに基づいて構造化データをマークアップすることが、ウェブサイトの可視性を向上させる鍵となります。
Googleサーチコンソールを活用した検索結果の改善方法
検索順位を上げるためには、定期的に自分のウェブサイトの状況を確認し、必要に応じて改善を行うことが大切です。そのための強力なツールとして「Googleサーチコンソール」が役立ちます。
このツールは、Googleが提供する無料サービスで、自分のサイトがどのように検索エンジンで評価されているかを詳しく知ることができます。
ここでは、Googleサーチコンソールの基本的な機能と、その活用方法について解説します。
1. URL検査ツールでページのインデックス状況を確認する
「URL検査ツール」は、特定のページがGoogleのインデックス(検索エンジンのデータベース)に登録されているかどうかを確認できる機能です。インデックスされていないと、検索結果に表示されることはありません。
このツールを使うことで、ページが適切にインデックスされているか、もしインデックスされていない場合はその理由を知ることができます。
使い方
サーチコンソールの「URL検査」フィールドに、確認したいページのURLを入力します。
インデックスの状態が「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、問題なくインデックスされていることを意味します。
もし「URLはGoogleに登録されていません」と表示された場合は、「インデックス登録をリクエスト」ボタンでインデックス登録を依頼できます。
具体例
ブログ記事を公開したのに検索結果に表示されない場合、このツールでインデックス状況を確認します。インデックスされていない場合は「インデックス登録をリクエスト」を行い、検索結果に表
示されるように対応します。
2. 検索パフォーマンスでサイトの検索順位とクリック数を確認する
「検索パフォーマンス」機能では、サイトが検索結果でどのように表示されているか、具体的なデータを確認できます。ページごとのクリック数や表示回数、平均順位などがわかるため、検索結果
での効果を分析し、どのページが改善を必要としているかを見つけやすくなります。
主な指標
クリック数
ユーザーが検索結果からそのページにアクセスした回数です。クリック数が多いほど、ユーザーにとって興味深い内容である可能性が高いです。
表示回数
検索結果にそのページが表示された回数です。表示回数が多いのにクリック数が少ない場合は、タイトルや説明文(メタディスクリプション)の見直しが効果的です。
平均順位
検索結果での平均表示順位です。上位に表示されるほどクリックされやすくなりますが、特定のキーワードで表示順位が低いページは内容の改善を検討すると良いでしょう。
改善例
たとえば、「DIY家具の作り方」に関するページが表示回数は多いがクリック数が少ない場合、タイトルを「初心者でもできる!簡単DIY家具の作り方」など、興味を引く内容に変更すると、クリ
ック率の改善が期待できます。
3. 「手動による対策」タブでペナルティを確認する
「手動による対策」とは、Googleのガイドラインに違反するコンテンツや行動を行っていると判断された場合に受けるペナルティのことです。手動による対策が行われると、検索順位が低下した
り、場合によっては検索結果から除外されることもあります。
使い方
- 「手動による対策」のタブを開き、Googleからのメッセージがないか確認します。
- ペナルティがある場合、内容に沿って改善措置を講じる必要があります。Googleのガイドラインに従い、違反内容を修正したら、再審査のリクエストを送ることができます。
具体例
あるページに不正なリンクが多すぎる場合、Googleからペナルティが発生し、検索順位が大幅に下がる可能性があります。その場合、不自然なリンクを削除した上で、再審査リクエストを行い、
正しく検索結果に表示されるようにします。
4. 表示順位の低いページのリライト方法
検索パフォーマンスの「平均順位」データを活用して、表示順位が低いページを改善することが効果的です。具体的なリライト方法を行うことで、検索結果での順位が上がる可能性があります。
リライトのポイント
キーワードを見直す
ユーザーが検索しやすいキーワードを再調査し、内容に取り入れることで検索意図に合ったコンテンツにします。
内容の追加や更新
情報が古くなっている場合、最新情報に更新することで信頼性を高めます。また、具体例や図表を追加して内容を充実させましょう。
読みやすい構成にする
見出しを追加したり、短い段落に分けることで、ユーザーが読みやすい構成に改善します。
例
「夏の節約方法」のページが表示順位で10位以下の場合、季節に合った新しいアイディアや具体的な節約例(例えば、冷房の効率的な使い方など)を追加して、内容の充実を図ります。検索ユーザ
ーのニーズに合わせて情報を更新することで、順位向上が期待できます。
Googleサーチコンソールを使うことで、自分のサイトがどのように検索結果で表示されているかを具体的に把握し、改善のためのアクションを取ることができます。
特に、「URL検査」や「検索パフォーマンス」でページの状態を確認し、必要に応じてリライトを行うことで、検索順位の向上を目指しましょう。
サーチコンソールを活用して、常に最新でユーザーにとって役立つ情報を提供することで、検索結果での見え方を改善し、多くのユーザーに見つけてもらいやすいウェブサイトを作り上げましょう。
検索結果から不要な内容を削除する方法
インターネット上の情報は常に変化しており、時にはGoogleの検索結果に不要な内容や不適切な情報が表示されることがあります。このような状況を効果的に管理する方法を以下に紹介します。
自社サイトのコンテンツを検索結果から削除するには?
自社サイトのページの中には、検索結果に表示したくないページもあるかもしれません。
Google検索結果から特定のページを削除したい場合、「Googleサーチコンソール」を使用します。
「削除ツール」を利用すれば、特定のURLを一時的に検索結果から非表示にすることができます。この操作は約6ヶ月間有効で、その間にページを恒久的に削除する措置を講じる必要があります。
検索エンジンロボットの拒否のメタタグを使った方法
Webサイトの設定によって検索エンジンに特定のページを検索結果に表示しないでくださいと伝えることで検索に引っかからないようにすることも可能です。
この場合は、ページの
内にとタグを記述します。robots.txtの使った方法
サイト全体を検索結果一覧から除外したい場合は、robots.txtファイルを用いて、検索エンジンに指示を出すこともできます。
「Google Analytics」内を改行し、を記載することですべてのページが検索結果に表示されなくなります。
他者サイトにある不適切な情報を対処する
これまでは自社サイトの検索結果に表示される内容を変更したり、削除する方法をしょうかいしてきましたが、他のサイトを削除したい場合もあるかもしれませんね。
例えば自社のサービスに関する誤った情報を掲載したり、自社のコンテンツをコピーしたページを記載しているのを見つけた場合などが考えられるでしょう。
こうした自社に関連する不適切なコンテンツがGoogle検索結果に表示されている場合(自身が所有していないサイト)、Googleに対して削除リクエストを送ることができます。
参照:URL の削除について、パート III: 所有していないコンテンツの削除(Google)
著作権侵害や個人情報の不正使用など、法的な問題が関わる場合、削除をリクエストするだけでなく、法的措置を検討することも重要です。
まとめ
検索結果における自社サイトのページ情報の管理は、オンライン集客の効果を大きく左右します。適切なメタデータやリッチリザルトの設定により、検索結果での視認性が高まり、ユーザーのクリック率や訪問数、さらには売上にもつながります。
特に、検索結果に表示されるタイトルやメタディスクリプションは、ユーザーにクリックしてもらえるかを決定する重要な要素です。ユーザーが興味を持つ、わかりやすく魅力的な内容を記載することが求められます。
さらに、古い情報や誤った情報が検索結果に残らないように、不要なコンテンツの削除申請や最新情報への更新も欠かせません。Googleサーチコンソールなどのツールを活用し、検索結果の管理と最適化を行うことで、信頼性と集客効果の高いウェブサイトを目指しましょう。