MFIはもはや常識!?ホームページにはスマホサイトが必要な理由
ホームページを新しく作るときやリニューアルするとき、パソコンからの表示だけをチェックしていませんか?
現代を生きる私たちは、1人1台スマホを持つことが当たり前になっています。
簡単な調べ物をするとき、わざわざパソコンの前に座ることなく自分のスマホでパパッと調べられるのです。
今回はホームページにはスマホサイトも必要である理由を詳しく解説します。
常識になりつつMFI(モバイルファーストインデックス)とは?
ホームページやSEO対策についてある程度勉強している人ならMFI(モバイルファーストインデックス)という単語を聞いたことがあるかと思います。
MFIとは具体的に何かというと、Googleの検索エンジンがスマホサイトを主軸として、検索結果に何を上位表示させるかを決めることです。
今までのGoogleクローラーはパソコンに対応しているホームページをメインにページ内容を読み取り、検索エンジンのデータベースに登録していました。
それが今後はスマホサイトにも対応しているホームページを判定基準にするように方針を変えたのです。
私たちは誰でもスマホを持っていて、連絡から調べ物、保存などスマホひとつで完結できるようになりました。
だからこそGoogleもこれからの時代はパソコンではなくスマホがより活躍すると見てMFIを始め、今やどの企業ホームページもスマホ対応にすることは常識となりつつあります。
パソコンよりもスマホからの検索が多数派
スマホの中でも売上の大多数を占めるiPhone。
日本で初登場したのは2007で、その他の機種も続々と登場してスマホは2010年にはあっという間に普及しました。
そして2015年、1人1台スマホを持つこの時代になるとパソコンよりもスマホからの検索が多数派に!
すでにスマホからの検索流入が多いのに、パソコン対応をメインとしたホームページだと検索者のニーズに応えられません。
検索者のニーズに応えられないホームページはGoogleからの評価も下がってしまうのです。
ユーザーの動向や時代の流れを考えてみると、MFIを適用するのは当然なのかもしれません。
スマホサイトはホームページ訪問者にも優しい
ホームページをスマホにも対応させる目的はMFIだけではありません。
もちろんより多くのユーザーに見つけてもらうためにもMFIは重要ですが、何よりもホームページの訪問者にとって見やすいスマホサイトは嬉しいものです。
スマホ対応のホームページには企業にとって、そしてユーザーにとってどんなメリットがあるのかをご紹介します。
いつでもどこでも検索できる=いつでも見つけてもらえる
パソコンから検索をすると、電源を入れてパソコンの前に座り、検索エンジンを開くという手間がかかります。
そもそもパソコンが近くに無い環境だと検索もできません。
一方でスマホであれば家のベッドの上でも、外出先の公園で一服しているときでも手軽に検索ができます。
SEOで検索順位を上げたいのであれば、ユーザーが検索して実際にホームページを訪れてもらう必要があるため、いつでもどこでも検索してもらえるチャンスがあるという点は大きいです。
スマホサイトのレイアウトは見やすく離脱率を下げる
パソコンとスマホではホームページの表示を変える必要があります。
使っているレイアウトによっては自動でスマホ対応にしてくれるものもあれば、スマホでは表示できないものもあるのです。
パソコンは横長ですから横長対応のレイアウトが見やすいですが、それをそのままスマホに適用させると見づらいですよね。
スマホサイト対応のレイアウトにするには縦長が基本。
縦長にすると周りにある余計な広告や文字は目に入らなくなり、大切な部分だけを読んでもらうことができます。
これにはホームページの訪問者の離脱率を下げる、または成約率が上がるというメリットがあるのです。
SNSで拡散されやすい
スマホの普及と共に、若者を中心としてSNSも形を変えながらどんどん普及しました。
SNSは決してクローズドなものではなく、例えばFacebookとInstagramの連携、ブログとの連携など、外部との連携もされています。
爆発的な拡散力を持つSNSといえばTwitterです。
スマホで検索をしてたどり着いたホームページで、かなり役に立つ情報が書かれていたら誰かに教えたくなるもの。
そうするとSNSで拡散され、より多くの訪問者を得ることができます。
SNSの内容は直接的にはSEOに効果はないものの、検索エンジン以外からの流入で集客をしてくれるので間接的な効果を期待できます。
SNSはパソコンよりも断トツでスマホアプリからの利用が多く、SNSによる集客効果を得るためにはやはりスマホサイトが必要でしょう。
MFIでより良い恩恵を受けるためには
MFIの適用により、検索結果に上位表示されるホームページはかなり変化しました。
パソコンで検索した場合とスマホで検索した場合の検索結果は同じであるため、スマホサイトに対応していないホームページはMFIによる悪影響を受けてしまうのです。
その結果、今まで上位表示されていたホームページでもかなり順位が下がってしまうこともあり得ます。
どうせならMFIではより良い恩恵を受けたいもの。
そのためにホームページ担当者がやるべき事を解説します。
全ページパソコンとスマホの両方に対応させる
ホームページの一部だけを中途半端にスマホ対応にしていてもSEOで上位表示される可能性は低くなってしまいます。
なぜならMFIはスマホサイトを主軸とした施策のため、ホームページ全体のクオリティを判断基準にするからです。
最近はホームページを作る際に、最初からレスポンシブデザイン(パソコンとスマホ両対応のデザイン)を前提としたパックプランを取り扱っている業者もあるので検討してみてください。
コンテンツの文字数などを削らない
SEO対策をする際、キーワードやリンクだけでなくコンテンツ全体の文字数も重要になります。
文字数が少ないとクローラーに「あまり内容の無いサイト」と認識されてしまいますし、文章が長すぎても訪問者の離脱率を上げてしまうので考えものです。
パソコンの画面はスマホよりも大きいので、ある程度文字数があっても読みやすいでしょう。
しかしスマホで見てみると小さな画面の中に詰め込まれてしまうので、同じ文字数でも長く感じてしまいます。
そこで見栄えを気にしてコンテンツ内の文字数を削ってしまうと、Googleからの評価も下がってしまうので注意してください。
見栄えが気になるなら文章の回りくどい言い回しや繰り返しなどを削るようにして、コンテンツ自体のクオリティを下げない工夫をしましょう。
無駄な広告はできるだけ消しておく
パソコンからだとあまり気にならなかった広告も、スマホの小さな画面では表示される比率が大きくかなり気になります。
自社ドメインではなくどこかのドメインを借りてホームページを作っている場合などは、広告が下や横にチラチラ表示されてしまうのです。
せっかくスマホ対応にしてMFIで上位表示されても、ユーザーが広告を鬱陶しく思って離脱してしまっては意味がありません。
無駄な広告はできるだけ消すようにし、スマホ画面はシンプルなデザインにしておきましょう。
ホームページにはスマホサイトが必要な理由まとめ
誰でもスマホを持っているのが当たり前の時代ですから、検索もパソコンよりもスマホからの方が多数になりました。
その世の中の流れを受けてGoogleもMFIを適用するようになったため、今やSEO対策としてのスマホ対応は常識になりつつあります。
スマホサイトを必要とするのはMFI以外にも、いつでもユーザーに検索されやすい、離脱を防ぐ、SNSで拡散されやすいというメリットがあるからです。
MFIの恩恵を受けるために、そしてユーザーに優しいホームページにするためには全ページをパソコンとスマホの両方に対応させるなどの対策をしましょう。
パソコンでもスマホでも、いつでも検索しやすいホームページというのが、これから先のSEOで長く生き残れるホームページになるのです。