ホームページの上位表示を狙え!SEO対策のお宝キーワードの選び方
ホームページを作っただけでは潜在顧客に認知してもらえないため、SEO対策をして検索結果に上位表示される必要があります。
そのために重要なのはSEOに大きな影響を与えるキーワード選定。
キーワードの選び方を間違えると、いつまでも上位表示されず訪問者が少ない状態が数ヶ月~数年続く状況になり得るのです。
今回はホームページを上位表示させるためのお宝キーワードの選び方を解説します。
ホームページを訪れるペルソナ設定
あなたのホームページを訪れるペルソナ(潜在顧客)はどんな人物でしょうか?
キーワード選定をするときにはこのペルソナがどんな人物であり、どんな悩みを抱えているのか、どのように解決したいのか、そして解決して何を得たいのかを思い浮かべることが重要。
私たちがネットで検索するときは何か悩みや解決したいことがあるときです。
例えば同じ「頭痛」について検索するときは、自分の頭痛を治したい人なのか、それとも医学部の生徒で頭痛について勉強している人なのかで違います。
ペルソナを設定するときは次の点を考えてみましょう。
・性別、年齢などの基本次項
・抱えている悩み
・その悩みを解決したい理由、目的
ホームページを見てほしい相手によって、選ぶべきキーワードが大きく変わるのです。
見込みのあるキーワードのリストアップ
潜在顧客がイメージできたら、次はさっそくキーワードのリストアップになります。
ある程度キーワードは思い浮かんでいるかと思いますが、数個だけでなく数十個、数百個とどんどんキーワードを絞り出していくのがポイントです。
キーワードを考え出したとき、最初に出てくるキーワードは誰でも思い浮かべるキーワード。
最後の方になればなるほど、思い浮かべるのに時間がかかったり、直感やひらめきで出てくるキーワードになることが多いです。
後半に出てくるキーワードこそが狙い目で、ライバルも少ないお宝キーワードになる可能性が高い!
世の中にはたくさんのキーワードがあるので、ブレーンストーミングをする感覚でなるべく多くリストアップして、できるだけたくさんキーワードを挙げていきましょう。
このとき、データを見やすくまとめるためにエクセルを利用するのがおすすめです。
潜在顧客が検索しそうなキーワード
先ほど設定したペルソナの悩み、悩みを解決したい理由、解決策などをキーワードにしましょう。
ここで導きだされたキーワードこそが潜在顧客が実際に検索するキーワードになります。
潜在顧客の中にはコアな層もいることを頭にいれておくと思いがけないキーワードが出てくることも。
例えばハマるゲームアプリについて調べるとき「好きな声優+ゲームアプリ」で検索する人もいるのです。
ホームページ内容に合ったキーワード
いくらできる限りのキーワードをリストアップするとはいえ、ホームページの内容に合わないキーワードでは意味がありません。
ホームページの内容とキーワードが合っていないとSEOでは上位表示されないようになっていますし、せっかくの訪問者もがっかりしてすぐに離れていってしまうのです。
自分のホームページを実際に見ながら、どういうキーワードなら親和性が高いのか考えて取捨選択しましょう。
複合キーワードも重要
私たちが実際に検索するときは、キーワードは単語1つではなく2つから3つほど入力することがほとんど。
そのため、複合キーワードも重要なポイントになります。
ダイエットひとつとっても「ダイエット+痩せない」「ダイエット+運動」「ダイエット+50代+男性」などありますよね。
メインキーワード1つに複合キーワード1つまたは2つ組み合わせることで、できるだけたくさんのキーワードをリストアップできます。
キーワードのSEO状況調査
リストアップの次は、それぞれのキーワードが毎月どれくらい検索されているのか、競合サイトはどんな対策をしているのかを調査しましょう。
この調査をしないことには、どのキーワードを選ぶべきか見当も付きません。
このとき、Googleキーワードプランナーというツールを使うと簡単に調べられますよ。
かなり地道な作業になりますが、ツールを使って手順を踏めば難しいことはありません。
月間検索ボリュームの調査
検索ボリュームとは簡単に言えば検索数のこと。
これが1ヶ月間の間にどれくらい検索されているのかの指標になります。
月間検索ボリュームが多ければ多いほどたくさんの人が興味を持って調べているということです。
逆に少なければコアな層かそのキーワードを思いつく人が少ないということ。
たくさんの人に調べてもらいクリックしてもらいたいので、検索ボリュームが多い方が良いかと思いますが、その分競合サイトも多いです。
月間検索ボリュームだけで勝負しようとすると、上位表示されるまでに数ヶ月~数年単位の時間がかかってしまいます。
競合サイトの調査
競合サイトもホームページを上位表示させるためのSEO対策を行っていることを忘れてはいけません。
リストアップしたキーワードを実際に検索してみると、検索結果の画面には10個のホームページが表示されるでしょう。
上から1位、2位と順位が付けられ、検索したユーザーは上のサイトから目を通します。
つまり、上位に表示されているサイトはユーザーがよく見ているサイトになるのです。
リストアップしたキーワードで他サイトはどんな内容を書いているのかに加え、どんなSEO対策がされているのかも調査しましょう。
ライバルを知るということは、ライバルに勝つ方法を知るということなのです。
ちなみに、Googleキーワードプランナーを使うと競合性が「高」「中」「低」で表示されます。
「高」は競合サイトが多い・強いSEO対策をしているということ。
「低」は競合サイトが少ない・SEO対策が弱いということです。
この競合性も検索ボリュームと一緒にエクセルシートに入力し、一覧にして見やすくしましょう。
上位表示を狙うキーワード決定
いよいよホームページの上位表示を狙うお宝キーワードを決定します。
決定のとき、指標になるのは次の3点です。
①月間検索ボリューム
②競合性の高さ
③ホームページの内容に合っている
検索ボリュームが多く、競合性が低く、ホームページに合っているものが理想のキーワードなのですが、この3つの条件をすべて満たすキーワードはほとんど無いでしょう。
③は信頼度を高めるために重要なポイントなので、①か②を妥協しなければいけません。
どちらを選ぶかはホームページの状況によります。
できたばかりのホームページなら競合性の低いキーワード
最近できたばかりのホームページであればSEO対策はまだ十分ではないため、検索ボリュームを優先すると競合性サイトに埋もれてしまいます。
まずは競合性の低いキーワードを選ぶのがおすすめです。
月間検索ボリュームは最低でも1,000以上、理想は3,000~5,000の間のキーワードにしましょう。
1,000を切る検索ボリュームを狙う場合はコアな層に届けるための工夫が必要です。
ある程度SEO対策をしているなら検索ボリュームの多いキーワードに挑戦
ホームページの中身も充実していて、ある程度SEO対策ができているなら検索ボリュームの多いキーワードに挑戦してみてはいかがでしょうか。
月間PVが10万以上あれば何もしなくてもホームページを訪れる人は多いはず。
それを利用して、競合性の高いキーワードでさらにレバレッジをかけていくイメージです。
検索ボリュームが10,000を超えると競合も強いですが、かなりの人が検索をかけているキーワードになるため、うまく上位表示されれば1日でたくさんの人がホームページを訪問してくれます。
ホームページを上位表示させるSEOキーワードの選び方まとめ
自社ホームページを検索結果に上位表示させたいなら、SEOの面でキーワードの選び方はかなり重要になります。
まずは「誰に」伝えるのかを明確にするためにペルソナ設定。
その次はキーワードのリストアップをして、キーワードごとの検索ボリュームと競合サイトを調査します。
そしてお宝キーワードを決めるときは自分のホームページの状況に合わせ、検索ボリュームと競合サイトのバランスを見て決定。
この手順を守ってキーワードを選び、ホームページ内にもキーワードを散りばめてSEO対策を行いましょう。