Googleのパンダアップデート対策
今回のご相談
どうやら、検索順位の低下の原因には、9月下旬に更新されたパンダアップデートが関わっているように思えます。
今回の「パンダアップデート」には、どのように対処したらよいのでしょうか?
ご回答
パンダアップデートとペンギンアップデート
さて今回の相談は「ホームページの順位低下」ですが、実はこれはGoogleの「パンダアップデート」によるものではなく、外部リンクなどが影響するGoogleの「ペンギンアップデート」によるものと考えられます。
なぜならパンダアップデートは9月30日を最後におこなわれておらず、代わりに10月5日にペンギンアップデートがあり、検索結果のデータを更新しているからです。
そこで、今回はGoogleのパンダアップデートへの対策方法についてお話しましょう。
ここで、パンダアップデート、そしてペンギンアップデートについて簡単にお話しします。
この2つは検索エンジンGoogleによって行われていますが、その目的はどちらも同じで「アクセス者にとってよりよい検索結果を提供する」こと。
そのためにアクセス者にとって役に立たないサイトの順位をさげ、その代わりアクセス者に役に立つサイトの順位をあげているのです。
ではこの「役に立つ」を判断する基準はなにか?
ここがパンダアップデート、ペンギアップデートの違いです。
それぞれの基準を一言で表すと以下のようになります。
- パンダアップデートでは「マネをしていないか」
(他サイトからコンテンツをコピーして自サイトで使用していないか) - ペンギンアップデートでは「意味のあるリンクをされているか」
(自サイトの内容とは無関係のリンクを大量に貼っていないか)
基準は異なりますが、どちらも「よりよい検索結果を提供する」という目的は同じ。
そのためにGoogleは、これらのアップデートによってより「役に立つ」ホームページを上位に表示させようとしているのです。
ペンギンアップデート対策: 大量の同じ「被リンク文言」はやめましょう
さて、アップデートの日時からして、今回の場合で影響をうけているのは「ペンギンアップデート」です。
そのため今回の順位低下の原因は、「外部リンク」などの影響によるものだと思われます。
これを踏まえチェックしたところ、
- 被リンク文言の大半が「同じ文言」になっている
部分が気になりました。
あまりにも多くの被リンク文言が同じの場合、ペンギンアップデートによって「不自然だ」と思われる可能性があるのです。
この部分は
- 相互リンクの文言を変えるか、
- SEOリンク情報管理で、この文言を変更する
ことで改善できます。
まずはこの点を改善するため被リンク文言を修正し、しばらく様子を見てみましょう。この「しばらく様子を見る」というのは、SEO対策の基本中の基本です。
修正した被リンクの文言を検索エンジンが認識し、検索順位に反映させるのは、次回のアップデートとなります。
そのため早ければ1ヵ月、遅くとも数ヵ月後には反映すると思われます。
検索順位をあげるために
もしも、そのタイミングで改善が見られなかった場合、上位表示のための課題として考えられるのは、
- 被リンク元ホームページの質の問題
- 内部コンテンツの質や量の問題
なるかもしれません。
もともと「障害年金」というキーワードは、長い間運営されている競合サイトがほとんどで、質の良い被リンクも多く、そう簡単には順位をひっくり返せないものばかりです。
上位表示されているホームページを見ていても、SEO業者を雇い、コストをかけているところが見られます。
この中で上位へ食い込むには、
- 短期的な上位表示を狙ってSEO業者を雇うか、
- 長期的な上位表示を見据えてコンテンツを増やすか
いずれかになると思います。
ただ前者はあくまで短期的な効果しか見られず、のちのペナルティのリスクもふまえるとお勧めすることはできません。
そのため後者の方法を取り、まずは検索数がさほど多くないキーワードをサブページで狙っていき、最終的に「障害年金」で上位表示されることを目指し、SEO対策をして行きましょう。