読者からのお便り
当社のホームページには、優しく親切なイメージを出すために、爽やかな高原をイメージした写真を大きく使っています。
ところが先日、弊社のホームページをご覧になったお客さまから、「御社はリフォームの会社なのに、どうして高原なんですか?」と聞かれてしまいました。
たしかに、リフォーム会社のホームページでは、リフォームした物件の写真などを使っていることが多いです。
でも、他社ホームページとの差別化のためにも、違う路線でいくのもいいかなと思っていました。
しかしお客さまのおっしゃることもわかるような気がして・・・ちょっと迷ってしまっています。
どうするべきか、アドバイスをいただければ幸いです。
(宮城県 住宅リフォーム J.S.さま)
J.S.さん、ご質問ありがとうございました。
メール読者のJ.S.さんは、数年前からホームページを運営されていますが、あまりホームページの反応はよくなく、リニューアルを検討されているそうです。
お便りの中で、
ところが先日、弊社のホームページをご覧になったお客さまから、
「御社はリフォームの会社なのに、どうして高原なんですか?」と
聞かれてしまいました。
と書いていらっしゃいますが、このお客さま、とても的確なご指摘をされていますね。(^^)
このお客さまがご指摘になっているのは、ホームページの
「ファーストビュー」
のこと。
ホームページで反応を取るために大変重要なポイントですので、ちょっと解説してみようと思います。
ファーストビューとは?
ここでいう「ホームページのファーストビュー」とは、
あるページにアクセスしたとき、パッと目に入ってくる範囲
のことです。
メールレターでは何度もお話ししていますが、ホームページで情報収集しているアクセス者は、とても「せっかち」です。
アクセスしたときにパッと目に入ってくる範囲、つまりファーストビューだけを見て、「自分が探している情報がありそうか」を判断しています。
とくに、検索エンジンで情報を探している場合、検索結果の上位から順番にクリックしながら、ファーストビューを見比べているわけです。
その滞在時間は、たった数秒。
その数秒間で、
・このページには自分が知りたい情報がなさそう
・何について書いてあるページかよくわからない
と判断されれば、さっさと別のページに移動してしまいます。
一等地に何を並べるか?
このように、ファーストビューというのは、ページに来た人が必ず目にする「サイト上の一等地」ですから、ここに何を並べるかというのが大変重要になってきます。
実店舗を運営されている方は、来店客の一番目につくところに並べる商品をどうするか、といったことを、日々試行錯誤していると思います。
これはホームページも同じこと。
アクセス者の一番目につくところに何を置くかを、しっかりと考えなければなりません。
最初にご紹介したJ.S.さんの場合は、このファーストビューに
爽やかな高原をイメージした写真
を置いています。
「優しく親切なイメージを出すため」というお気持ちはよくわかるのですが、ファーストビューでは「何について書いてあるページなのか」を瞬時に知らせなくてはなりません。
その意味では、リフォーム会社のホームページで、ファーストビューに「高原の写真」というのは適していないといえます。
J.S.さん自身、
たしかに、リフォーム会社のホームページでは、リフォームした物
件の写真などを使っていることが多いです。
とおっしゃっているように、リフォーム会社のホームページにリフォーム物件の写真が載っているのは、意味のあることなのですね。
なお、ファーストビューには写真のほかにも、
・サイト名
・会社名
・キャッチフレーズ
・電話番号
などを、きちんと載せるようにしましょう。
ただし、ファーストビューに情報を詰め込み過ぎるのは逆効果。
かえって何のページなのか判断できなくなってしまいますので、バランスをとりながら、トライ&エラーで工夫してみてくださいね。\(^^)√