本記事では、ホームページのSEOに欠かせない「被リンク」についてご説明します。
信頼できるサイトからリンクしてもらう「被リンク」
被リンクは、検索エンジンから信頼されるために重要な要素です。ここでは、その仕組みと注意点を紹介します。
被リンクとは
ホームページを上位表示させるには、ホームページ内部の設定だけでなく、他ホームページからリンクしてもらうことも必要です。

この、他ホームページからのリンクのことを「被リンク」と呼びます。
Googleなどの検索エンジンは、被リンクを「他者からの推薦状(投票)」のように扱います。そのため、質の高いサイトからリンクされれば、「このサイトは信頼できる」と評価が高まり、上位表示されやすくなります。
以前は「リンクの数」が重要視されていましたが、現在は「リンクの質」と「関連性」が何よりも重要です。 どんなリンクでもとにかく数があれば良いというわけではなく、より「質の高い被リンク」が求められています。
全く関係のないジャンルのサイトからの不自然なリンクは評価されず、むしろマイナスになることもあります。
被リンクがないと…

あなたのホームページが他のホームページからまったくリンクされていない場合、検索エンジンから高評価を受けることは難しいかもしれません。
誰からもリンクされていないホームページは、検索エンジンから「まだ評価が定まっていないサイト」と見なされ、上位表示が難しくなる傾向があります。
逆に、関連性のあるサイトや公的なサイトからリンクされていれば、検索エンジンはあなたのホームページを「重要な情報源」だと判断します。
そのため、ホームページ公開後は「他のサイトから自然にリンクされるような活動」や「信頼の証としてのリンク獲得」を意識していきましょう。
※注意:不自然な被リンク獲得(リンク購入、SEO目的だけの過度な相互リンクなど)は、Googleのガイドライン違反となり、ペナルティの対象になる可能性があります。
知人や取引先との「つながり」をリンクにする

具体的にリンクを増やす方法として、まずは身近な知人や取引先にお願いしてみるのが有効です。友人の経営者、異業種交流会の仲間、仕入れ先や取引先、こうしたホームページから、あなたのホームページをリンクしてもらいましょう。
一方的に「リンクしてください」と頼むのは気が引けるかもしれないので、お互いにリンクをしあう「相互リンク」の形が良いと思います。
「相互リンク」とは、自分のホームページから知人や取引先のホームページをリンクする代わりに、相手にも自分のホームページをリンクしてもらうという方法です。
ただし、ここで注意が必要です。
以前には、SEO目的だけで無差別に行う相互リンクが流行しましたが、現在はそのような手法はスパムと見なされ、Googleのガイドライン違反になるリスクがあります。
相互リンクの際は、以下のルールを守って依頼しましょう。
- 関連性がある相手とだけ相互リンクする
全く関係のない業種同士の相互リンクは不自然です。形だけの相互リンクは避けましょう。 - リンクだけが並んだ「リンク集」ページを作らない
パートナー紹介など、自然に紹介する形が理想的です。
ユーザーにとって意味のある、自然なビジネスのつながりがある相互リンクであれば、SEOにもプラスに働きます。
コンテンツを充実させてアクセスアップ
被リンクを増やす方法は「相互リンク」以外にもあります。それは「ホームページのコンテンツを充実させること」。つまり、「質の高いページを増やすこと」です。
ページを増やす

ページを増やすことには、以下のようなメリットがあります。
- 外部からの自然な被リンクを獲得しやすくなる
- サイトの中のリンク構造が強化される
- より多くの検索キーワードでヒットする可能性が高まる
とはいえ、ただ単純にページ数だけを増やせば上位表示できるわけではありません。重要なのはページの「質」です。
ユーザーの疑問や悩みに答える、オリジナリティのあるコンテンツを作成しましょう。コンテンツの質さえ保てていれば、10ページしかないホームページより、100ページあるホームページの方が有利です。
先ほどご紹介した「被リンクを増やす」対策は、自分自身の頑張りだけではどうにもならないところがありますが、ページを増やすのは自分の頑張りが確実に反映されます。
ぜひ1ページでも多く質の高いページを増やして、検索結果の上位表示を目指していきましょう。
自分でページを追加する

しかし、ここで問題になるのが、「ページ数をどう増やすのか」という点です。
制作会社にページの追加を依頼すると、仮に1ページあたり2万円だとして、100ページ増やすと200万円。SEOのためとは言え、そう簡単に出せる金額ではありません。
そこで、CMS(ホームページ管理システム)の活用がおすすめです。CMSを使えば、専門知識がなくても、ブログを書くような感覚で簡単にページを追加できます。
自分で更新・編集ができれば、ページを増やしても費用はかかりません。「お客さまの声」や「よくある質問」、「お役立ちコラム」など、定期的に新しいコンテンツを追加し、サイトを成長させていきましょう。
SEO効果を高めるポイントは「継続的な更新」です。一度に大量のページを追加するのではなく、定期的に質の高いコンテンツを追加し続けることで、検索エンジンからの信頼が積み重なり、長期的な成果につながります。
ぜひ「CMS」を活用して、お金をかけずに自分の力でページを増やしてみてください。そしてホームページの上位表示を実現していただければと思います。
【記事作成・監修】
WMSデジタルマーケティング分析室

この記事は、WEB集客コンサルタント(中小企業のサイト構築300件以上・コンサル500件以上)と、検索キーワードから記事を設計するコンテンツ企画担当者が中心となり監修しています。
その実践的な知見と、当社が20年以上蓄積したオーガニック検索の成功データを元に、コンテンツ・SEOライティングで10年以上の経験を持つ専門WEBライターが記事を執筆。専門知識も分かりやすく解説し、検索順位向上に貢献する情報としてお届けします。
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